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決して経験できないもうひとつの人生

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医療職のお友達と飲み会。年齢はバラバラ。

子どもがいる人、いない人もいる。新婚さんでこれからどうしようと考えている人も。

30代になると周囲からいろいろ言われたり、周りを見て焦る気持ちがあると話してくれた。

「子どもはまだ?」
「産みたいなら早いほうがいいよ」
「旦那さんも子どもができたらきっと変わるよ」

いろんな助言を言う人たち。
放っておいてあげてほしい。
人に何か言われて「よし。産もう」って考える人はこの世の中にいるのかな。

子どもを産まない選択をした友人は「夫との関係性が妻に甘える形なので、自分は子どもも夫もなんて無理」と散々迷って決めたよ、と言う。
「今は幸せだけれど、子どもがいても幸せだったかもしれないなー」と。
2人はとても仲が良くて、夫婦というつながり、関係性の濃ゆさを傍から見ても感じとれる。

私自身は子どもにたくさん愛しい幸せな気持ちをもらっている。忙しいときも多々あるけれど、今は子どもがいない人生は考えられない。
家族という単位で過ごすことが楽しい。
でも、もし夫婦二人暮らしなら、旅行に豪勢に行って、外食して、もっと気ままに暮らしていてそれも幸せだったかもしれない。

シングルの友達は「何も縛られず、食べたいときに食べ、誰かに気兼ねせずいきたいところに行ける日々が幸せ」と話す。
仕事にも遊びにも目一杯、全力を注ぐことができる。
帰りに行きつけのお店で飲んで帰ったり楽しそう。
家族の話を聞くのが好きだという。自分は自由だから無縁だけど、家族の中で頑張っている話はほっこりするんだよね~と。

女同士集まると、すぐにマウンティングしているように思われる風潮があるけれど、それは違う。自分が歩まなかったアナザーストーリーにカルチャーショックを受けたり、感心したりしながらの飲み食いは本当に楽しい。

わたしの大好きなフローレンス・ナイチンゲールの「看護覚え書き」第十二章「おせっかいな励ましと忠告」
自身病気を抱えて過ごしたからこそ心の底から感じていたF・ナイチンゲールの本質がみえる。

病人が直面している危険を、わざと軽く言いたてたり、回復の可能性を大げさに表現したりして、病人に『元気』をつけようとする、そのような軽薄な行為は 厳に慎んでいただきたい

答えるほうもどう答えたらいいかわからな時に「大丈夫大丈夫」「すぐ治るよ。「元気出して」などの言葉は軽薄な行為であるということ。

これを普段の会話に当てはめてみると
「夫が子どもを好きじゃないんだ~」なんて話す友人に
「赤ちゃんできれば変わるよ!」「大丈夫、産めばなんとかなるよ」とかね。
なんてなんて、無責任なことを言うんだろう。

自分の運命を、受け入れていく上で必要なことは、自分で考えて選び取ることです。他人からの不必要な励ましではないことだけは確か。

もう一つの人生のあゆみは想像しかできない。全部を経験することはできない。
RPGのようにもう一つの人生は見えない。
どんな形も正解。
それぞれが自分の選び取った人生の選択を振り返って、これでよかったんだ、と思えるように歩んでいけばいい。強く思います。

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