看護師としての経歴
都内大学病院 第一外科・泌尿器科病棟にて3年間勤務
その後、地域医療に関心を持ち
都内の地域病院 一般内科・腎臓内科病棟にて約2年間勤務
介護・福祉の生活の場に関心を持ち
有料老人ホーム、認知症患者さんのグループホーム、巡回入浴、巡回入浴、デイサービスを経験
さらに高齢期や病気や障害を持つ方の在宅での暮らしを支えたい思いがあり、訪問看護師として
慢性疾患、ターミナル期、難病患者さん、精神疾患の方、在宅支援が必要な小児患者さん、認知症患者さんの在宅看護を経験したのち、
地域包括支援センター勤務を経験。
また自身の妊娠・出産を経て妊娠中~子育て期の方の支援に関心を持つ。
日々奮闘する母親の応援をしたいという思いから、東京都内自治体にて、相談業務に就く。
妊娠・子ども子育ての夜間電話相談員10年間を経て、対面での妊娠・子育て相談員を約5年担う
医療系専門学校にて看護学概論の授業、救命救急の授業を担当している。
依頼により出前講師も行う。
平成30年9月 「エンディングノートプランナー」認定。広報アドバイザー会員。
看護師がエンディングノートプランナーになった理由
葬儀屋さんや行政書士さん、FPさんが多く活躍するエンディングノートプランナーの世界。
法的効力がないぶん、自分の想いを自由に記述できるのがエンディングノートの良いところだと思います。
ではなぜ、わたしが看護師としてこのエンディングノートプランナーの世界に入ろうと思ったのか。
医療、介護現場において、人は圧倒的にゆっくりと死に向かうことが多いことを実感しています。
その間、誰しもに日常が続き、その中には希望ややりたいことがあります。
日常のささやかな幸せがあります。
エンディングノートは死に方を決めるものではない。
希望も価値観も望みもなんでも記載できるものです。
私は今までたくさんの患者さんのお話を聴く中機会がありましたがその時に「ああ私だけが聴いていてなんてもったいないんだろう」と感じることが多々ありました。
今考えていること、家族への想い、どのようにここまで仕事や家庭のことを頑張ってきたか。
残念ながら看護師の業務上、仕事が山積みなことが多くあり、貴重なお話しを切り上げなければならない場面もありました。
また終末期においては近しい家族も混乱します。本人の希望がわからないことはとても悩ましく重い課題となります。
次々と選択を迫られる中、「なるべくぽっくり逝かせてくれ」では解決できないことが出てきます。
とはいえ、エンディングノートを買ってきて書いていても
自分が終末期に、介護が必要になったとき、とリアルに考えることは難しいのではないでしょうか。痛み緩和、胃瘻、点滴、呼吸器、救命処置などなど詳しくはわからないことが多い医療の世界。介護も施設の種類、在宅で過ごす可能性も加味して考える必要があります。
でも…なるべく考えたくないことでしょう。必要そうだけどな〜日々忙しいし、そんなこと考えるの面倒だな〜というのが本音ではないでしょうか。
「その時」に自分も家族も最善の選択をしたと胸を張って言えるようになったらいい。
日記を書くことで心が整理されるように、自分自身のこれまでとこれから、を考えることは未来への生き方につながります。
そして、人生の最終段階を考えたとき、お金のこと、相続、お墓、お葬式の問題は切っても切り離せません。
医療・介護が強みのトータルアドバイザーを目標としてエンディングノートを活用するお手伝いがしたい。
そう思いエンディングノートプランナーの資格取得をしました。
自分の経験と学んできたことを還元し、皆さまの未来に向かうお役に立ちたい!そんな気持ちを強く持っています。