テレビの音が半端じゃなく大きい。何度言っても話が通じない。聞こえないからって適当に答えるetc.etc・・・
このように高齢者は耳が遠い方が多い印象がありませんか?
それもそのはず。難聴は50代後半からはじまり、60代後半で急速に進みだし、80歳以上では7~8割を占めます。
耳が遠いならまず思いつくのは補聴器ですよね。
しかし、補聴器は持っていても普段から装着していない方が多いです。わずらわしいとか、ぽろっと落ちるとか、いろいろ理由はあるようです。
まず、高い音声の聞き取りが難しくなるので、電子音などを聞き逃します。トースターやレンジの「チン!」という音、洗濯機が終わったピーピー音など特に聞こえずらい。若い女性の高い声も聞こえずらいです。
だから、低めにゆっくり話すことが効果的。
また比較的聞こえやすい耳に向かい話すのが効果的です。どちらが聞こえやすいかわからなかったら本人に聞いてみましょう。その際は筆談でも良いです。筆談は大変便利ですが、70代中盤ころから字を書くことが苦手な方が増えてきます。震えて書きづらいと言います。ですから、こちらから見せるのは良いですが、書いてもらって会話は難しいことが多いことを知っておきましょう。
そして、次第に複数の音声の聞き分けができなくなります。、1対1で話せば通じても、家族や友人の集まりでは聞こえづらくだんまり、ということもよくあります。聞き耳側に座る方が状況を伝えたり配慮すると疎外感がないと思います。
TVの音がうるさい、TVの音が大きすぎて近隣の苦情があった、ということもよくあります。
TVに関してはTV用スピーカーがあるので試してみてはいかがですか。
難聴や耳が遠いことをなんとなく笑ってもいいという文化があると思います。おばあちゃんのコントで「何だって??」と耳に手を当てているものがあるからでしょうか。
「ふふっ」と笑ったのがたとえ愛情込みだったとしても、笑われたご本人はとても恥ずかしい気持ちになります。
難聴の方を面白がらないでほしい、そう思います。
補聴器がぽろっと落ちるから、と自宅ではつけていない方へ。福祉用具の相談員さんからおすすめされました。自社カタログのものよりSONYは音がよくおすすめとのことです。首かけ式、イヤフォンにはコード付きなので亡くす心配なく安心↓
手元で使えること、防滴なのでキッチンや洗面所でも安心して使えます。お値段も手頃なのでこちらを使っている方多いです。