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共働き家庭の家事分担 子どもが中高生の場合

1.はじめに

本のタイトルも作者も残念ながら忘れてしまった。けれど、だいぶ昔に読んだ女性作家さんのエッセイで、書いてあったことがとても印象的でずっと覚えていた。
家族の家事分担について。
エッセイではそれなりの年齢の娘さんが2人いらして、再婚した夫との4人家族だった。
仕事をしながらの家事が大変で、いらいらしながら過ごしていたけれど、何を手助けしてほしいか具体的に書いて、張り出してみたら家族がそれを見て動いてくれるようになったという。
「ちゃんと頼めばやってくれるのに、何をしたらいいかわからなかっただけだったのか。こんな簡単なことだった」というような感想が書いてあったと記憶している。

2.自分が高校生だったとき母親を見ていた目線

私が高校生のとき、それまで専業主婦だった母が働きはじめた。
いつもと違うパリッとした服装で新宿まで仕事に行く母がとてもかっこよく見えた。
母は完璧に家事をする人だった。
栗原はるみさんばりに季節ごとにファブリックを変えたり、食事も手抜きせず、品数多く作るひとだった。
父のお弁当も毎日、きちんと作っていた。

父は、団塊の世代のモーレツ仕事人間だったし、普通の時間にまず帰ることがなかったから家事の手伝いなんてありえなかった。
でも、家事に文句をつけるような人ではなかった。
それでも母は、働き始めたのに「いままでどおり」家事をしようとした。
まいにち掃除機をかけないと気が済まなかった。食事もお惣菜やお弁当を買うことができない人だった。手抜きの方法がわからなかったのだと思う。
だから仕事から帰ってイライラしていることがあった。
「ああ今日掃除ができなかった」「疲れてごはんつくるの大変」・・・
わたしは長女だけど、専業主婦の母の元ですべておまかせの日々を送ってきて、家事の手伝いを全然したことがないというサイテーに使えない高校生だった。

それでも、かっこいい母を支えたかったし、疲れている母を少しでも助けたかった。
「何をしたらいい?」と聞くと、「いや、いいよ」と指図するのも面倒なのか、ほとんどすべてを母ひとりでこなしていた。
それが当たり前になっちゃうと「母という存在は、ちょっとやそっと疲れていても頑張れちゃう」と思ってしまった。
いま思うとそんなわけないのにね。
「きょうはどうしても作れない。コロッケ買ってきて」とごくたまーに母に言われたときには「それなら私にもできる!」と張り切ってチャリをこいで買いにいったものだ。

3.自分が母親になっての目線

月日は流れ、自分が母親になった。共働きで子育てをしていくにあたっては「無理しない」「手抜きもときどきする」「子どもに家事を少しづつ担ってもらう」をモットーにした。
仕事も、家庭もどちらも大事。
でも、わたしはひとり。うまくバランスを取らないと加重がどちらかに傾きすぎてしまう。
家事は手抜きしても子育ては、無理してもがんばろうと思った。主に子どもの変化に気づくこと、会話の時間を大切にすることだ。ねえねえという言葉が空中分解しなことは意識した。
仕事時間は、仕事を思い切りやった。長い時間できないぶん、雑談はせずスーパー集中した。ハケンの品格ばりに定時退社した。

2人の子どもが中2,高2になり、学校生活が落ち着いたら、残業やむなしの地域包括で働きたいと私は前々から考えていた。
地域包括の面談を受ける前に家族会議をした。
ずっとやってみたかった仕事であること、
子ども達の大学費用のため貯金をしたいこと、
夜ご飯の時間は遅くなること、
家事の協力をお願いしたいこと、でも試験前やイベント前で無理なときは遠慮なくいってほしいことを伝えた。
話すと夫も子どもたちも快くOKしてくれた。

それなのに。
いざ新生活がはじまってみたら、分担したことを忘れられたり、残業して帰宅したらスマホやってる子どもがいたり。
うまくいかない日が多かった。
なんで??
お願いしたことをなんでやってくれないの!?といらいらすることも当然あった。

その後、紙に書いて役割を張り出してみたけれど、日によって、部活や習い事、小テスト前、などなど事情が違うからやれたりやれなかったりで結局うまくいかなかった。

あのときのエッセイみたいにうまくいかないな。
でも夫も子ども達も「すっぽかしてる」「母親にやらせておけばいい」ってわけじゃなさそうなんだよな・・・。
何か、方法を・・・・。

4.家事分担の実際

試行錯誤してたどり着いたのがホワイトボード作戦。
家にあったマステで適当に仕切ったから、線が太すぎで書きづらいし、子どもがそこら辺に置いとくもんだから夫が踏んでしまって、木枠がボキリと折れてるし、父・弟・姉・母と黒マジックなのがまったくインスタ映えしないけれど毎日活躍しています。

4色入ったマグネットを100円ショップで購入。それぞれの担当カラーを決め、明日やる仕事にマグネットを置きます。
そのほかに、それぞれの担当家事を事前に書き込みました。挙手制で決めました。
特に男子チーム(父・弟)は気づくのが苦手なので、決まった役割があるほうがいいと言います。
父は夕飯後の片付けと家計管理、修理修繕。
弟はウォーターサーバーの水替え、お風呂洗い。
娘は気が利くのでオールマイティー。
母はお弁当、夕飯づくり、買い物、その他もろもろ。

担当のものでも出来ない事情があるときは、前日に申し出OKの融通がきく仕組みです。

家族会議を仕切る係は弟に託しました。末っ子なので指示待ち族になりがちだからです。
夕飯を終えるとミニ家族会議。
携帯アプリにそれぞれ予定は入れているけれど、みんなそれぞれ忙しかったり、オンライン授業で家にいたり、平日休みののことがある親がいたりなので明日の予定を口頭で確認です。
弟 「はーい役割決めるよ。明日はなにー?」
父「早出だから5時30分に出るけど16時には帰るから洗濯物取り込んで、銀行振り込みいくわ。夜のうちに洗濯機まわしとくね」
姉「部活と予備校あるから夕方以降は家事厳しい。その代わり洗濯干して学校行くよ」
母「明日は残業になりそう。夕飯作り始めが遅くなるよ。19時半に誰か3合お米炊いて欲しい。朝、掃除していくよ。2人ともお弁当だよね」
弟「おれは明日オンライン授業。昼はラーメン作るから弁当いらないよ。洗濯物たたみはするよ。ご飯俺が炊くわ。風呂洗っておくから、帰るときラインして」
というようなかんじ。
弟が、ホワイトボードにそれぞれのカラーマグネットを置いたら、写真をとって家族のグループLINEに送ります。

翌日担当制を決めたら、だれも無理ないし、試験前には全面免除や残業に配慮したりと、お互いにいたわりあって家事ができるようになりました。
軌道に乗ったら「お手伝い」ではなく「自分の担当」なので忘れることもないし、家がまわるように。
母としても「自分だけ忙しい!!!!キーッ!!!!!」もないし、あれこれお願いする必要もないので気が楽。また洗面所掃除とか、ボタンをつけるとか、クリーニング出すとかetc、etc名もなき家事をやるときも、「お母さんはやること多いからいいよ」と決まった役割を少なめにしてくれたので苦がありません。

5.おわりに

エッセイに書いてあった「ちゃんと頼めばやってくれるのに、何をしたらいいかわからなかっただけだったのか。こんな簡単なことだった」
は本当だった。
あれこれ指示するのって、する側もされる側もあんまりいい気持ちがしないことも、お手伝いという気持ちだとうっかり忘れてしまうことが多いことも実感しました。

子ども達もいつか独り暮らしや家庭を持ったときの生きていく上のスキルとして役立つし、何よりゆとりを持てることでこれまで私が大切にしていた家族での会話の時間を仕事を増やしても保てています。
学生に負担ではないかはかなり懸念していたのですが、なんの意外にあっさり生活の一部に定着しました。
夫もいろいろ指示されて動くよりずっと快適そう。

家族の形は変化していきますが、今いるメンバーで協力して助け合っていけたらな、と思っています。
あのときエッセイを読んでよかったなー。

 

 

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