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ケアマネージャーとは ケアマネージャーってどんな人なの?

「ケアマネージャー」介護保険サービスを利用する際にケアプランを作成してくれる専門職のことを言います。正式名称は介護支援専門員。
現場ではみなさん「ケアマネ」「ケアマネさん」と呼ぶのが一般的。
ではこの資格を取ることができるのはどんな方たちかご存じですか?

ケアマネの学校があるの?
ユーキャンで勉強したら自分でも取れるかな?
親の介護が必要になったときに備えて、いっそのこと自分で資格取得しようかな?

実はケアマネージャーの資格は簡単に取得できるものではないのです

ケアマネージャーって何をする人なの

ケアマネージャー(介護支援専門員)とは、要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じるとともに、サービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う者とされています。 また、要介護者や要支援者の人が自立した日常生活を営むのに必要な援助に 関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けた者とされています。
厚生労働省 介護職員・介護支援専門員より

要は、住み慣れたこの場所で暮らしていきたいよね。そのために助けが必要だけどどうやって助けて貰ったら生活が成り立つのかな。町中にはいろんな福祉サービスや専門職の助けがあるけれど、素人さんが自分で選んで組み立てるのめちゃくちゃ難しいよね?だからみなさん何が目標か、どんな生活をしたいか希望と要望をくみ取り、プロのケアマネージャーがひとりひとりの生活と個性に合ったプランを立てますよ~、しかも無料でやりますよ~ってことです。医療と介護のJTB!いや近畿日本ツーリスト!いやHIS!というイメージでしょうか。
ケアマネージャーは医療と介護に精通している中核的な存在です。そしてたくさんのサービスが頭に入っていて、心身の状況が変化したら柔軟に対処できなければいけないし、ご本人の意向をくみ取るので聴く力も必要な職種ということです。
どんな人がなれるんでしょうね。

ケアマネージャー受験資格

①保険・医療・福祉に関する*法定資格に通算で5年以上かつ900日以上従事した人

②生活相談員として、相談援助業務に通算で5年以上、かつ900日以上従事した人

③支援相談員として、相談援助業務に通算で5年以上、かつ900日以上従事した人

④相談支援専門員などの障害者総合支援法に規定する事業に通算で5年以上、かつ900日以上従事した人

⑤主任相談支援員などの生活困窮者自立支援法に規定する事業に通算で5年以上、かつ900日以上従事した人

*法定資格とは
医師 歯科医師 薬剤師 保健師 助産師 看護師 准看護師 理学療法士 作業療法士 社会福祉士 介護福祉士 視能訓練士
義肢装具士 歯科衛生士 言語聴覚士 あん摩マッサージ指圧師 はり師 きゅう師 柔道整復師 栄養士(管理栄養士含む) 精神保健福祉士

このように様々な職種のケアマネージャーがいます。
ケアマネの専門資格は同じで、同じ試験をパスしているのですが、元々の資格や、5年間のどのような経験をしてきたかで得意分野は当然違います。

また、2017年までは介護等の実務経験により受験が可能でしたが受験資格がなくなり、より厳格に実務経験を見られています。
ケアマネージャーになるには、それぞれの基幹分野で経験を積み、さらに資格のための勉強をし、1年に1回しかない試験に合格した方達なのです。
ちなみに合格率は2020年現在10~20%程度。しっかり勉強しなければ合格できません。

介護保険法が改定していくことも含めて覚えなければいけないので、試験を受ける時期がケアマネージャー設立当初よりどんどん難しくなっています。

ケアマネージャーは試験合格がゴールではない

例えば看護師だと国家試験に合格したら、資格が取得できます。しかし、ケアマネージャーは違います。ケアマネ試験に晴れて合格した後に研修を受けなければいけません。この研修は「ケアマネージャーが公正中立などの理念をもって、より質の高いケアマネジメントができるようになるため行う」とされています。87時間分の講義があり、座学や演習の他、現場実習もあります。
さらに研修を受けるだけではなく、修了評価にも合格しなければいけません。(大変)

それにようやく手に入れた資格ですが、5年ごとに更新研修を受ける必要があります。3万9000円とか庶民には結構な金額を取られ、初回は合計88時間・16日間にわたる更新研修が必要です。*ちなみに2回目以降は計32時間・6日間(2020年4月現在)

ケアマネージャーの更新研修は業務の質を高める効果はあります。でも、仕事の合間にこれだけの時間を捻出し、休み返上で研修受けてお金もまあかかるのってかなり負担はありますよね。(施設によっては研修費用を肩代わりしてくれるところもあります。これは素晴らしい)

ケアマネの探し方

ケアマネージャーが働いている場所は大きく2つに分けられます。
①居宅における業務をする場所
②施設などにおける業務

②の施設などの場合は自分で探す必要はなく、入所したら自動的に施設にいるケアマネがプランを立ててくれます。

しかし①のように、居宅で過ごす場合はケアマネを探す必要があります。利用者自身で選ぶことができるのです。
この場合、利用者が住んでいる市区町村の介護保険課や高齢福祉課という窓口、または地域包括支援センターに行くとリストをもらえます。渡された資料に載っている「居宅介護支援事業所」というのはケアマネが在籍しているプラン作り専門の事業所、の意味です

ケアマネ まとめ

自宅を訪問して気さくに話しを聞き、それぞれに合ったプランを立ててくれる頼れるケアマネージャーさん。みなさん努力のもとで仕事されています。これだけ勉強し、研修を受け、またお金払って更新してケアマネージャーの仕事をしている方たちを突き動かしているもの。それは志です。困ったとき、状況が変わったときにはぜひ頼ってくださいね。ケアマネさんは最期まで尊厳を持ってその人が望む暮らしが出来るように日々研鑽しています。




 

本当に使って良かった!エンディングノート ランキング

医療・福祉現場で約15年働いてきた看護師であり、エンディングノートプランナーが作成した
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中身を吟味しランキング作成をしました。ランキングはいいものが見つかれば変動します。お役に立てたら幸いです。

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かゆいところに手が届くエンディングノート。
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必要な情報が網羅されているにも関わらず「たくさん書かないと」というプレッシャーを感じさせない内容。
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本当に使って良かった!エンディングノートランキング2位にランキング入りしました。ランキング入れ替わります!
充実した内容含め、幅広い世代におすすめできます。

3位 MY Life これまでとこれから自分史年表+エンディングノート

「人生の終着地点を考えることで、今をよりよく生きる」ことを実現できるエンディングノートの決定版。
K&B PUBLISHRS 旅のガイド本「るるぶ」の出版社。終末期やエンディングに特化していないため、幅広い年齢層が利用することができます。
これまでのあゆみや思い出を振り返りまとめられる自分史機能+「これからのために」「もしものために」を記入できるエンディングノート機能が1冊にまとまっています。
自らの人生観を整理しつつ、楽しみながら記したい方なら、若者~中高年~老年期とどの世代にもおすすめ。
(簡潔に終末期のことのみ記したい方にはおすすめできませんので注意)

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