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紹介状を病院でもらうときの費用はいくらかかるの? セカンドオピニオンの受け方はどうする?

「紹介状」に関するあれこれを考えていきます

医師の判断で必要時、専門病院に紹介されるときは、「この紹介状を持って受診してください」と指示があるもの。なので、考える必要もありません。

しかし、患者の立場から
✅大きな病院に移りたい
✅近所の病院を受診したい
✅セカンドオピニオンを受けたい
このような希望がある場合、どうやって書いて貰ったらいいのでしょうか。
1通いくらくらいの金額がかかるのかな?聞きづらいお金のことは実は皆が知りたいこと。

本日はこれらを詳しくお伝えしたいと思います。

紹介状とは

医療機関が患者情報を共有するための文書です。医療機関以外の介護施設などに紹介する場合にも使われます。
正しくは「診療情報提供書」といい、公的医療保険で値段が定められています。
紹介状という名前から、医師から医師へ患者さんを紹介する「お手紙」「私信」という印象を受ける方もいますがそれは違います。
医学的な情報、診断名、主な症状、既往歴、内服中の薬、検査の実施状況など、医療機関で必要な内容が記されています。

紹介状(診療情報提供書)の値段  ≪保険がきくもの≫

✅病院から病院へ、または介護施設などへの紹介状
✅セカンドオピニオン

これらの場合は保険がききます。

医療機関から患者情報共有のための診療情報提供書 2500円(自己負担3割なら750円)

患者が主治医とは別の医師の意見を聞く「セカンドオピニオン」
こちらは検査結果や画像診断の情報などもつけるため金額は倍です。
セカンドオピニオンを求めた場合の情報提供書 5000円(自己負担3割なら1500円)

紹介状(診療情報提供書)の値段  ≪保険がきかないもの≫

✅ 休職の届け出をするためなど、勤務先に診療情報提供書を提出する必要がある
✅ 生命保険会社に提出するため医師が記入した診断書がほしい

このような場合は保険がききません。これは診療と直接関係がないとしてサービスとみなされるため自費での徴収です。値段は医療機関が各自で決めるため、まちまちです。
医療機関によって差が大きく、簡単な診断書では最低500円から、複雑な内容のものだと最低1000円程度から最高1万6000円程度まで幅がありました。平均費用は2500円~3700円程度です。(産労総合研究所調べ)

病院が値段を決める際には、近隣の病院を参考にしている例が多いようです。このため地域差があります。また、同じ病院でも複数の診療科にかかっている場合、診療科ごとに費用がかかる場合がありますので確認しましょう。

セカンドオピニオンのやり方

セカンドオピニオンは自分が納得して医療を受けるための有用な手段です。治療を行うには、患者さん自身が納得し、同意を得て、同じ方向を見て進んでいく必要があります。
はじめに診断した医師を信頼できないというのではなく、多様な選択肢を知るためにも、また最初の診断が間違っていなかったと自身を納得させるためにも大切なことです。

しかし、セカンドオピニオンは躊躇される方が多いです。それはなぜか。患者さんたちは医師に大変敬意を払っているからです。それ故「裏切るようで申し訳ない」「感じが悪いのではないか」「いまの医師に不満があるわけではなく、裏付けがほしいだけ」という気持ちが芽生えます。このため一体どうやって切り出そうか、と悩むのでしょう。

まず大前提は、悪いことをするわけではありません。罪悪感は持たなくていいのです。言いにくそうに"もじもじ"しなくても大丈夫です。医師も慣れています。
スパッと切り出し、端的にお願いしましょう。

セカンドオピニオンの切り出し方例


「先日手術適応とのお話がありましたが、なかなかふんぎりがつきません。自分の気持ちの整理するためにもセカンドオピニオンを希望します。」

「今回の診断で放射線治療の提案をしていただきました。説明いただいた内容は納得していますが、いろいろな意見を聞いてから決断したいのでセカンドオピニオンを希望します」

ポイントは医師への不信ではなく、自分自身の納得のためという言い方です。
本当に不信感があるなら、病院選択の自由がありますから、何も気遣いすることなく他院を受診すれば良いのです。
悪いなと考えるのは「また診てもらうかもしれないのに気まずい」という懸念からくるもの。医師の診断を否定する言い方でなければ、気まずくはなりません。

終わりに

セカンドオピニオンを受けたら診断結果の文書は必ず主治医に持参してください。
医師にとっても、多様な意見、多角的な視点は今後の治療方針の参考になります。患者さんにとっては治療の幅が広がります。
セカンドオピニオンの病院のほうが信頼できそうなら、そのまま診てもらうのもいいのです。ルール違反・・・ということではなく、納得して治療受けていくためには、医療者と患者さんの信頼関係を築くことはとても大切なことです。

 

 

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