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看護師は人の死に慣れるのか 

人が亡くなるということ。
看護師って人の死に慣れるのかな?どんな気持ちなのかな?怖くないのかな?こんな風に私は看護学校時代、疑問に思っていました。また、時折友人にも聞かれることがあります。
看護師から見た死はどういうものなのかをお伝えしていきます。

1.人は映画やドラマのように亡くなるのか

「ありがとう・・・」「あなたに出会えてよかった・・・」「こんな自分を許して・・・」などひとことを振り絞って伝え目をつぶり息絶える。
映画やドラマではこんな場面が映し出されます。
しかし、亡くなる直前まで話して、ぱったり目を閉じて急に亡くなることはまずありません。亡くなる直前は昏睡状態です。
それでは人の死はどのように判断するでしょうか。
人の死は三徴候で判断します。ご臨終です、と伝える医師は「呼吸停止」「心停止」「瞳孔散大+対光反射消失」を見て判断します。

2.死の直前の呼吸状態の変化

呼吸がゆっくりと変化していきます。だいたい亡くなる数十分前くらいまでは呼吸が浅く速くなります。呼吸回数を増やし、生命を維持しようとするためです。このときが、患者さん家族は呼吸が苦しそうと心配されることが多いですが、意識がない状態なので苦しさは感じていないと言われています。
その後、呼吸状態が変化します。
これまでの浅く速い呼吸から、ゆっくりになります。
さらに、「下顎呼吸」と呼ばれる下顎を大きく上げる呼吸になります。しゃくり上げるようにみえることもあります。下顎呼吸を数分続けた後、最後の呼吸は人によってそれぞれですが、ひときわ大きく下顎を上げたりしたのち、呼吸が停止します。目をうっすら開けたようにみえることもあります。
耳の機能は最後まで残ると言われています。呼吸が浅く速くなり、呼びかけに答えられない状況になっても声は届いていると言われています。看護師は、昏睡状態の方のお部屋を入る際には必ず失礼しますと声かけし、脈や血圧を測ったりケアをする際にはご本人にお声がけしています。
昏睡状態のときはもちろん手足はまだあたたかく、「生」を感じると思います。
感謝の気持ちや思い出話しなど、手を握りながら、足をさすりながらぜひ直接お話してください。

3.看護師は患者の死に泣いてはいけないのか

新人の頃、先輩に看護師は泣いてはいけないと言われたことがあります。
それでも受け持ちの患者さんが亡くなったときには、悲しくて残念でつい涙が出てしまうこともありました。
今ではわかります。何故泣いてはいけないと言われたか。
まず、大前提として悲しいのは身内の方です。ここで看護師が率先して泣いてしまうことで、二度とない最期のとき、身内の方が悲しみを表しそこねてしまう可能性があるのです。最期の時は、ご家族や大切な方が大事に過ごす時間、そこは仕事をしているプロとして決して邪魔になるようなことをしてはいけません。
また、死を迎えるときには、看護師としての務めがあります。泣く、ということは感情がコントロールできていない状態。つまり冷静さを欠くことが考えられます。適切なタイミングで医師を呼び死亡確認、死亡診断書の確認と説明、霊安室の準備、エンゼルケア、・・・これらを滞りなく進めることが何より大事なことです。

4.看護師は人の死になれるのか

呼吸状態や瞳孔、排尿状態、皮膚状態などなど、死が近づいていることを看護師は知ることができます。大体2~3日中に亡くなるだろうか、今夜には危険な状態かもしれない等を感じ、客観的データもまじえて判断します。ご家族が臨終のタイミングに間に合うように、連絡することも大切な仕事です。もし亡くなる際には、心肺蘇生は行うのか否か、などの確認もしておく必要があります。心肺蘇生や薬剤投与含め、家族が到着するまではすべての処置を行う、という場合には救急カートの準備もしておかねばなりません。
こういったことが、病院内では頻繁にあります。
訪問看護でも、看取りの患者さんを担当することがありますので、たくさんの方の最期に関わってきました。
ですから、死を迎える準備や死後の処置については「慣れます」。
ただ、残念だったな、悲しいな、もっと生きて欲しかったな、こんなに突然亡くなるなんてご本人も意外だっただろうな、といった何ともいえない気持ちには毎回なります。悲しみがあっても手は動くように成長しました。でも、生きたかった思いを抱えている方であれば、その葛藤を近くで見ていてなにも感じないということはないです。
病院時代の担当した患者さん、訪問看護で看ていた患者さん、地域包括で通っていた利用者さん。最期を迎えた方の顔や名前を、私はいまも覚えています。

5.おわりに

亡くなった方を看ることに「こわい」という思いはありません。生きていた方がなくなっていく、その過程をよく分かっているからです。エンゼルケアを行うときも話しかけながら行います。死体、という無機質な感覚で接することはありません。あくまで、お見送りまで患者さんです。
死を迎える準備や死後の処置については、家族も戸惑う場ですから一連の動作に慣れ、頼れる看護師が良いと思っています。
一方、生命を考えると亡くなるという人間の極限の状態に立ち会うので、気持ちが慣れることはこれからも私はないと思っています。

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